新年度がスタートした。何かを始めるにはもってこいの季節ということで以前から書こうと思っていたブログを始めるきっかけにしてみた。
右の写真は今日の新宿御苑の桜。
(日本人は「もののあわれ」の感性が鋭く)たったの三、四日に命をかけて潔く散っていく桜の花に、人生を投影し、そこに他の花とは別格の美しさを見出している。
というのはベストセラー国家の品格 (新潮新書)の中の文章。桜ひとつ取り上げてこういう文章を書ける人というのは本当にうらやましいと思う。同じような気持ちを最近ブログを読んでいても抱くことがある。特に最近、質の高いブログが多く、それが自分の仕事や専門分野だと、勉強になる一方で、そんな内容を書ける人がうらやましく、時にちょっと不安すら覚える。
ならば自分はブログに何を書けばよいのか?何を書こうか?
ブログを始めるにあたって最初はそんなことを書こうかと考えた。でもやめた。今日の大勢の花見客にとって桜を見に来た理由はそんな難しいものではなく、酒を飲んで大騒ぎする理由にもってこいというのが本音に違いない。それでも日本人が桜が好きなことには変わりない。
桜が咲いたからその写真を載せた。あとは思ったことを書いていった。
そんなきっかけでブログを始めるのもいいだろう。
要するに最初の一歩がほしかった。ただそれだけ。
- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/20
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