Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

最近の為替動向とうんちく

以前から資産の一部を外貨で持っている。のんびりした長期運用スタイルなので、為替が動いたからといって別に何もしないのだが、それにしても最近米ドルとNZドルが異常に安くなっているのが目立つ。でも同じオセアニア通貨でも豪ドルはそれほど値が崩れていない。何でだ?そういった世の中の動きに強くなることが投資を始めた第一の目的なので調査して自分なりに整理してみた。

米ドル安の理由

  • 米ドル急落のきっかけは、先月(4月)バーナンキ米FRB議長が米ドル金利の引き上げを一時中断する可能性を示唆したこと。
  • 5月5日発表の米雇用統計の数字が予想よりも低くてさらに米ドルが売られた。

NZドル安の理由

  • 日、米、欧の金利が最近そろって上昇しているので、これまで高金利が売りで資金を集めていたオセアニアの通貨はメリットが少なくなり値が下がり始めた。
  • 特にNZは経常収支の赤字が目立つため値下がりが顕著になっている。
  • 円高ドル安が急激に進んだことがNZドル売りをさらに促した。

豪ドルがあまり値崩れしない理由

  • オーストラリアは世界有数の資源・エネルギー供給国である。
  • NZと違って赤字が少しずつ縮小している。
  • よって豪ドルは今後も安定した動きを続ける可能性が高い。

オセアニア通貨は下がったというよりはちょっとバブルだったので適当なところに戻ったという感じだろう。明日のFOMCで米ドルの利上げ継続の可能性が示されるとNZドル売りが強まるかもしれないし、またアメリカも元々赤字がひどいので米ドルもいつ暴落してもおかしくない状態とのこと。


まあ為替なんてプロでも予想は当たらないし結局私は何もしません。

参考