Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

転職するということ

学生時代からの親友が転職して遠方に引っ越すというので送別会をしてきた。我々の親の世代に比べれば随分と一般的になった転職というスタイル。子供のころから「日本人は授業中に手を上げない」の次によく聞かされた日米文化比較論が「日本人は同じ会社でずっと働く」だ。だから我々の世代で転職を悪と思っている人はあまりいない。でも実行できるかどうかは別だ。

「日本企業でのキャリアなんてわれわれはまったく評価しない。あれは本質的にはマックのバイトと同じだから。そういう仕事を自分の意思で何十年も続けてきた人間は、同情はしても評価はできない」

[を] 若者はなぜ3年で辞めるのか?

私自身、転職がチャレンジでありキャリアアップの要素であることに何ら疑いはない。ただし口では「いつか転職する」とか「3年後この会社にいるかどうかは分からない」なんて言えるものの、「やっぱやめとけばよかったリスク」を考えるとなかなか実行に踏み切るのは難しいものだ。

結局、転職できる人というのはそのリスクを負える度胸がある人だ。そしてその度胸は自信から来る。たとえ失敗しても俺なら何とかなると腕に自信がある人。スキルのある人はますますスキルアップしていくという循環。社会が再チャレンジ可能かどうかという問題だけではない。

会社を辞めるタイミングについては、自分が会社に与えることが、会社から得ることを上回ればそれが辞め時だと一般的に言われる。

-中略-

だから、5年以上ひとつの会社に居続ける人は、そのままCorporateの上層部に入っていくしか居残る理由がない。平社員で何十年も居残っている人は自分の給与明細と自分の履歴書を見直す必要がある。

401 Authorization Required

「自分が会社に与えること」と「自分が会社から得ること」の比較。今の自分はどれくらいの割合なんだろうか。得られるスキル、給与、人脈、経験さまざまな見方があると思うが、自分はまだ後者の方が大きい気がしている。

仕事というのはだいたい三年くらいやるとその仕事のコツがつかめる。というか、そんなふうにつかんで人は仕事をしている。それでそこから先は日本の軍隊の古参兵みたいなものでいろいろ生存を計っていけばいいのだけど。まあ、そこまでが五年くらいでしょうか。その五年が退職するまで延々と続くというか、回転ずしのネタみたいに変わっても味はなぁみたいなのが続く。それでなにも悪いことではない。

会社を辞めるということ - finalventの日記

すぐに転職しなくても、ある程度「原理」を理解した仕事はさっさと誰かに引き継いで次の新しい経験、新しいスキルを習得するようにしたい。井の中で他の蛙が入ってこないように囲い込んで生存を計っていっても会社にはありがたいかもしれないがつまらない。

私の会社では年に何回か5年後の自分というテーマでキャリアを見つめなおす場がある。そういえば4年目の私。もちろんステップアップは望むけど、どこに向かえばよいのかまだ分からない。