よいアイデアは先天的なものではなく経験からしか生まれない。それが確認できた。
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)
- 作者: 島田紳助
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/05
- メディア: 新書
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例えば私に洋服の斬新なデザインをしろと言われてもできない。なぜなら私は洋服のデザインに関する知識を持っていないからだ。もちろん何か思いつくことはできる。でもそれが良いのか悪いのか斬新なのかそうでないのか自分で判断できないのでアイデアに結びつかない。逆に私にはソフトウェアのアルゴリズムや開発している製品の新機能を思いつくことができる。なぜなら経験があり定石や一般的なものも知っているので思いついたものが新しいのかそうでないかが判断できるからだ。
この話は何もアイデアだけにとどまらない。例えば会議での質問にもあてはまる。セミナーや会議などで質問は無いですか?といわれて質問できるのはそれが的を射た質問なのかどうか分かる人だ。もちろん教えて君的な質問は可能だが場が公式になると何でも聞くのはなかなか難しいもの。よく主催者が日本人は発言しませんねとか言うが私はこの発言が非常に嫌い。あんたは主催者で詳しいから質問できるのだ。誰だって最初は初心者で詳しくなったらしつもんくらいしてやるよ。少なくとも日本人とかキャラの問題ではない。
「こういう商売やったら、絶対上手くいくで!」
夜中にふと思いついたアイデアに、心臓がドキドキするくらい興奮することがある。
翌朝になって冷静に考えると、意外な落とし穴が見つかって、風船が一気に萎んでしまうことも少なくない。
けれどその興奮が何日経っても冷めないことがある。
そうなったらそのアイデアはかなり本物に近い。
そして経験が何かのひらめきでアイデアに結びつく。全然関係ないものを見て急に思いついたなんでエピソードがよくあるがそれは経験のおかげだ。
学生時代ある教授が言っていた。君たちはもっとガリ勉になるべきだと。クールにやろうとしても出来るわけがない。