- 作者: 島田紳助,東国原英夫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/11
- メディア: 新書
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島田紳助氏と東国原知事の対談本。いくら新書ブームとは言え最近安易に対談本で数を稼ぐ出版社多すぎないか?とパラパラと立ち読みにとどめるつもりだったが、先の参院選についてや憲法九条について意外に直球トークで面白かったので購入。少し前に読んだ「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」よりもこちらの方が内容が濃く楽しめた。
対談本とは言えやはり目立つのは紳助の頭の切れ具合。例えば宮崎マンゴーの樹の権利を一本年5万円くらいで売り、購入者には取れたマンゴーを送るというアイデア。台風でやられても農家には収入が入ってくるという上に、自分の樹を見に観光にもくるだろうという考察にはちょっと感動した。他にも、京都に現代の新撰組を作ってタバコのポイ捨てとかを取り締まるというアイデア。これはそのメンバーを地元の大学生で構成し、さらにミスター沖田総司を選んで話題にして観光客もゲットというストーリー。
ここまで売れている芸人なんだから凡人にはない才能があるのは当然なんだろうけど、なんかなめていたというか、いや別になめていたわけではないけど、失礼ながら改めてただものではないな思った一冊でした。
最近こんな記事もあったのでリンクしておく。こちらはどちらかというと「ご飯を大盛りにするオバチャン…」の方に内容が近い。