Ustream.tv という動画サービス。Web カメラさえあれば誰でもライブ映像をストリーミング配信できるサービスだそうで、「ライブ」というのが YouTube と比べて新しい点。実はネット界隈で話題になったのは昨年のことだったようだが、私のアンテナからは完全にこぼれていて、H-Yamaguchi.net の こちらの記事 を読ませてもらって初めて知った。調べてみると、マツダが去年の東京モーターショーのライブ配信に使っていたりと、既にギークのみならずメジャーどころにも活用されているらしい。
ライブカメラというと私の場合この時期お世話になるのはスキー場の積雪情報だが、配信がここまで簡単になると可能性はうんと広がる。2008年どうなる的な予想は私がまねても別にという感じだが、でもとりあえず思いついたことを残しておこう。
私が考える Ustream の可能性はこんな感じ。
例えば簡単なところでは、あのラーメン屋いまどれくらい並んでいるかとか、美術館の混み具合とか、ディズニーランドのあのアトラクション今どれくらい並んでるのかの確認。「混んでる」以外にも、朝ごみを出し忘れたけどまだ収集車が回収する前だろうかとか、近くのスーパーでお惣菜に半額のシールが張られただろうかとか、雨降ってるかとか、昼間の子供の学校の様子とか、もちろん監視カメラ的な使い方とかいろいろ。
ブログにしてもニュースサイトにしても、何かを伝えるのって書き手の労力を伴う。もちろんそれはそれでよいのだが、スーパーの混み具合ってその割りに合わない。いちいち情報を整理しなくてもライブカメラで垂れ流しでよいのであれば可能性は広がるのではないだろうか。
と、ブログを書いていると、Ustream のサイトではバンドの演奏が始まったようだ。ライブ、個人の放送局、ロングテール、というあたりでテレビを越えるのは YouTube ではなく Ustream の方かもしれない。