Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

Bフレッツに乗り換えたときのメモ

長年使っていた Yahoo! BB ADSL から Bフレッツに乗り換えた。ひかり電話の仕組みとか料金体系とか、最初理解に苦しんだのでメモ。

  • まずマンションの場合 Bフレッツが使えるかどうかは、マンションが Bフレッツを導入しているかによる。Bフレッツマンションタイプは光ファイバーを住人同士で共同で使うものなので、対応していなければ大家さんに交渉するしかない。導入の費用負担は大家さんではなく NTT のようだが、マンションによっては通信機器を設置するスペースの都合でそんなに何社も入れられないということもあるらしい。私の場合すでにマンションが Bフレッツに対応していたのでそれはクリア。
  • 一口に Bフレッツ対応マンションと言っても、マンションがどのサービスメニューと配線方式を導入しているのかによって、ユーザが支払う月額料金が異なる。私のマンションはプラン1の VDSL 方式だった。もっと安いタイプをと思っても選べない。マンションの契約次第。
  • VDSL 方式というのは、部屋に LAN の口があって部屋の最後まで光ファイバーという方式ではなく、光はマンションの VDSL 装置まででそこからは従来の電話回線のメタルを使うという方式。よって厳密には FTTH (Fiber To The Home) ではなく FTTB (Fiber To The Building) と呼ばれるらしい。
  • VDSL 方式では電話回線に宅内端末装置と呼ばれる VDSL モデムを接続するが、ひかり電話にも契約する場合は VDSL 装置内蔵のひかり電話対応ルーターをつなぐことになる。
  • ひかり電話とはBフレッツ上で提供されるIP電話サービスのことで、契約すると従来の固定電話は自動的に休止となり不要となる。
  • ひかり電話の電話番号は Yahoo の BBフォンのような050番号ではなく一般の固定電話と同じ市外局番から始まる番号(東京だと03)が割り当てられる。従来使っていた固定電話の番号からのナンバーポータビリティは可能だが2100円かかる。
  • IP電話の電話番号が050番号になるのか固定電話と同じになるのかは NTT かどうかではなく通信品質によるらしい。

アクセス回線として光ファイバーインターネット接続・ケーブルテレビ・高速専用線を用いるIP電話サービスは通常の市外局番(0AB〜J)の割り当てが認められているものがある。しかし、ADSLを用いるものは、通話品質クラスAを満たさないと言う事で"050"の識別番号の割り当てが一般的である。IP回線のエラーレートの高低は、IP電話の通話品質に直接の影響がある。すなわち、ADSL上のIP電話はその他の回線に対して品質上、不利である。

インターネットを経由するものは電気通信事業者が通話品質(QoS)に責任を持つことが不可能とされ、050または(0AB〜J)の電話番号割り当ては認められていない。
日本のIP電話 - Wikipedia

  • ひかり電話対応ルーターは市販には売られていないのでレンタルするしかない。そのルーターに PC カードを差すと無線 LAN が使えるようになっているが、PCカードは純正品を求めるようでプラス月額600円かかる。以前から使っている無線 LAN ルーターをルーターではなくアクセスポイントとして使えばよいだけなので600円は節約することにする。
  • 月額料金はなんだかんだでいろいろかかる。キャンペーンやらプロバイダパックなどいろいろあって分かりづらいが、私の場合月額5356円となり、結果的に Yahoo!BB ADSL + NTT固定電話料金とほぼ同じになった。内訳はこちら。
  • ちなみに後から知ったので手遅れだが、プロバイダは BB.excite が圧倒的に安いらしい。