Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

東西南北

以前は分からないことは自分の理解できる地点まで戻ってそこから自分で組み立てて理解するのが得意なはずだった。それがいつの間にか全部分かるのは無理だと言われて、自分でも確かにそうだと思って、分からないことを分からない言葉で説明した資料を読んだり、他人の文脈での説明で納得した気になってそこで終わることが増えていた。広く浅くというフレーズは俯瞰的と解釈したらいい言葉だが、手を抜く理由にしかなっていなければはっきり言って悪い言葉だ。
辞書で西と引くと東の逆とあり、東と引くと西の逆という説明がある。そこで思考停止するのから脱却しよう。確かに全部は無理だ。でも東が分かっていないのに、西の理解が東の逆では次につながらない。北や南が出てきたらとりあえず西に詳しい人に聞いてみますとなってしまう。それが今の自分。聞けば西に詳しい人は言う。いままでは東西だけを考えていたが南北が出てくるといろいろ確認することが出てくると。結局いろいろあるという言葉を得ただけで自分ではそこから進めなくなってしまう。そんな自分にじゃあ南半球ではどうかとか、宇宙に行くとどうなるんだっけという次の課題を相談する人はいないだろう。