Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

はてブから Google Bookmarks に移行してみた

(久しぶりのブログ更新だがその辺は気にせず今まで通り)

ずいぶん陰に追いやられている感がある SBM。私はずっとはてなブックマークを利用していたが、ちょっと前から別のサービスに移りたいと思っていて移行してみた。候補としては、

  • AVOS 期待で delicious
  • マイナーだけど Google Bookmarks

があったが、AVOS はいつどんなサービスで始まるのかまだ不明なので Google Bookmarks へ。

Google BookmarksGoogle のサービスとしては少しマイナーだが、他のサービスには無い大きな(ほんとに大きな)メリットとして、普通に Google 検索した際に自分がブックマークした記事の中でヒットするものがあればそれを検索結果の上位に表示してくれること。しかもタイトルやタグ(ラベル)だけでなく全文検索結果。はてブにも有料オプションで全文検索はあるが、そのためには検索をはてな検索から行う必要があり面倒というか使わない。Google Bookmarks だとこれが普通に使う Google 検索から使える。しかも無料。

そもそも SBM を使う理由としては

  • S (ソーシャル機能のため)
  • B (記録して後から検索するため)

があった。はてブの魅力は前者のソーシャルの部分で、自分の記録がホットエントリにつながったりコメントで記事の評価を見たりすることだった。ただ最近はコメントは Twitter にとって代わられているし、ホットエントリとしての役割も微妙になっている。であれば SBS の意義を記録(というか検索)に置き、その面で優れている Google Bookmarks に移行するメリットは大きいと思う。あとは Android 端末との相性がよい点も選んだ理由の一つ。

なお、はてブから Google Bookmarks への移行は、Google が公式で Delicious to Google Bookmarks という移行ツールを用意しているので、いったん delicious を経由すると楽。直接インポートする機能はないみたい。

  • はてブの設定→データ管理→エクスポート→ブックマーク形式でダウンロード
  • delicious の settings → Import / Upload Bookmarks → Find bookmark file and add tags
  • Delicious to Google Bookmarks を使ってインポート

ちなみに、delicious に一時置きしたブックマークは private のままでも問題なく移行できた。

ところで「普段使っている検索エンジンの検索対象に自分がブックマークしたページを加えられる」というのは、よく考えると Google にしかできない差異化技術だ。Greasemonkey などのユーザースクリプトを使えばはてなにもできないことはないが、確か Google の検索結果の順位を変えて表示することは許されていないし、そもそもユーザースクリプトだと普及という点で課題が残る。だからこそはてなははてな検索しか手がない。そういう意味でいまさら delicious を買収した AVOS がどう出てくるのか非常に楽しみではある。さすがに検索エンジンから作るわけないので、普通に考えると B ではなくやはり S の方を攻めてくるのだろうか。S の部分で一つやれると思うのは、はてブのコメントページのようなメタなページをもっと見やすくもっとメジャーにすることがあると思う。知ってる人しか見ない別のページ(URL)ではなく、twitter の短縮 URL や 4sq/GetGlue のチェックインを検索するのでもなく、同じ一つのページの中にメタなページを取り込む。Google にも Google サイドウィキなんてのがあるがかなりマイナー。大きくそれに切り込めるのは Browser か OS レベルだと思うので、もし SBM に今更何か仕掛けるとすれば、例えば Microsoft が Twitter を買収して IE にとりこんだりするのかなと思っていたがそういう動きはない。それに対して AVOS がどう出てくるのか?できれば予想をいい方向にも裏切ってほしいと思う。

ちなみに自分の Google Bookmarks はひとまず非公開にしています。リストを作ってそのリストを public にする機能があったので試しに作ってみたのですが、過去のブックマークをそこに全部突っ込もうとしたら数が多すぎてできないと。しかもこの public というのは公開するだけでなく、だれでもそこに追加できるという意味みたい。つまり私のブックマークを公開という使い方ではなく、テーマを決めてテーマごとにラベルを作りそこに仲間がどんどん関連する記事を突っ込んでいく使い方。いずれにしても二重管理は面倒なので公開の方法はもう少し検討してみます。