Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

子供のおもちゃに見る技術の組み合わせ

子供のおもちゃの中から技術的に面白いと思ったものをピックアップしてみたい。最近はスマホと連携したおもちゃや、ロボットやドローン技術を取り入れたおもちゃなどハイテクなのも多いが、単に最新技術をそのまま玩具化したものではなく、技術とおもちゃの組わせ方が面白いという視点で。ちなみに2男の父なので男の子寄りのチョイスです。

まず最初はこれから。
2017年のおもちゃ大賞をとっているが、初号機は2010年発売らしい。当時、知り合いの子供が持っていて仕組みの話になり分からず悩んだ記憶がある。気になって調べたとろ、どうやら Gスキャナー という目に見えないドットパターンをカメラで認識しているらしい。
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2つ目はアーケードゲームだが、室内で砂遊びができるキネティックサンドとプロジェクションマッピングを融合させた「え~でる すなば」。ららぽーとのゲームセンターで初めて見たとき発想に感心した記憶がある。プロジェクションマッピングという要素技術を見たときに、砂遊びに応用できると思いついた人はすごい。
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3つ目は「にんげんがっき」というおもちゃ。体脂肪計で使っているような人体に微弱な電流が通電する仕組みを使って音を鳴らすらしい。
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結構面白いと思うのだが最近あまり見かけない気がする。ちなみに、おてて楽器えほんという似たようなものもあった。

次に、蒸気を出すトーマスのプラレール
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超音波式噴霧装置という超音波で水を霧に変える仕組みらしい。熱を発しないのでリアリティと安全の両立ができている点がすばらしい。

続いては、イベント会場等で見かける AR と組み合わせたお絵かき。例えばこの「動く!シャッフルぬりえ」のようなもの。
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紙に絵を描いてそれをカメラでスキャンすると書いた絵が大きなスクリーンに取り込まれて動くというもの。家庭向けにはおえかきアーティストというのもあるようだ。スマホのアプリでも画面に書いた絵が動くという似たような発想のものがある。

AR の次は音声認識とおもちゃの融合。
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ドライブヘッドというテレビ番組を見ていると連動して動くとのことだが、具体的には特定の音声を検出するとおもちゃが動きだす仕組み。オーディオウォーターマーク技術の応用。スタンドアロンで音声検出なのでテレビ番組は録画でも問題ない点がよい。音声認識の待機電力はちょっと気になるが。

最後は、IoT x けん玉 の「電玉」。
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実物を見たことは無いが、昔からある古典的なおもちゃがセンサーとネットワークで新しい姿になるというのが面白い。ちょっと値段は高いけど。