Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

新型コロナウィルスの身近な影響とアフターコロナ

親戚のおばが癌で亡くなった。子供のころからお世話になったおばちゃん。でもこの状況で見舞いにも行けず、葬式にも出席できなかった。自粛生活の中で一番もどかしい事件だった。

子供の小学校が休校。安倍総理の休校要請が2月29日。4月に入って始業式が1時間あっただけ。下の子の幼稚園はイベント自粛程度でなんとか3月の修了式までは行ったが4月からは休園。

子供のドリルや教材を調べた。おかげで種類に詳しくなった。国語や算数は教えるのはもともと好きなので苦ではない。ただ学校という社会勉強はさすがにドリルでは無理。オンライン授業にはクリアすべき課題が多いが、それでも試みてほしいと思う。

小学校で春の花の観察という自習課題が出たので公園の草花の名前を一緒に調べた。勉強になった。川の源泉まで自転車で辿ってみたら道を覚えたり街が身近になった。コロナのニュースついでに都道府県や東京都23区の名前覚えてみようとやってみた。おかげで私も23区全部言えるようになった。縄跳びの課題も一緒にやった。子供の頃縄跳び得意だったのでそのコツの表現を思い出すのは懐かしく、それで子供ができるようになるのは楽しい。

毎日の買い物は人気のあるスーパーマーケットではなく、比較的人の少ないスーパーに行くようになった。現金よりも PayPay 払いのほうが衛生的。便利だからよりもこっちの理由でさらに普及するかも。

運動不足解消に YouTube でフィットネスを始めた。結構楽しい。家族みんなでリビングでやるには画面の小さいスマホタブレットではいまいち。意外にも大画面 TV のキラーアプリだと思った。

Zoom 飲み会もやってみたがこれはいまいち。集中しないと話しが聞き取れないが、会議じゃないので集中したくない。遠隔地の同窓会用途では残るだろうが、実際に会える人とはアフターコロナではなくなると思う。

子どもはピアノ教室が LINE 動画になった。スイミングはさすがに案がない様子。いとこと FaceTimeポケモンカードをやらせてみたら結構やれるもんだと分かった。ポケモンカードはトランプや UNO と違ってカードを交換したり共有したりしないので、その特徴がオンラインに合うと思った。

ワンピース60巻まで無料公開だったので読んでみた。新世界編が読みたくなった。Nintendo Switchスプラトゥーン2 無料公開やってみた。子供はこのソフトが次買いたいとのこと。社会的やさしさがビジネスにもつながるとよい。

中国の感染者数は Baidu のサイトでチェックした。ずっと見てるうちに中国語の国名読めるようになった。Web での毎日のニュースチェックには Yahoo や日経に加えて BBC ニュースを見るようになった。英語の勉強目的では続かなかったが、日本のニュースだけではホントのことがよくわからないという力が働いて習慣になった。TV では Abema のニュースをかなり見るようになった。専門家会議の質疑応答とか、知事の会見とかそのまま見れるし。

仕事は1月ごろから出張が規制され、3月には時差出勤・テレワーク中心に。緊急事態宣言が4月7日に出て結局4月は一度も会社に行かなかった。面と向かっての会議ドリブンで進んでいた仕事のやり方が、強制的テレワークという矯正ギブスで変わる。自分のやるべきこと、大事にすべきことは大きく変わらないが、全体としては無駄なものがそぎ落とされて、緊急度・重要度の高いものだけが選ばれる力が働く。会議は存在感のある人と座っているだけの人との差がさらに大きくなった。会議前はむしろ今まで以上に準備が必要。会議中は発言しなければいないのと同じ。このおかげできっとアフターコロナは効率や成果主義に関する考え方が一線を超えた形になるだろう。

医療のオンライン診断や、行政の手続きのオンライン化などもそうだが背に腹はかえられない状況がパラダイムシフトを生む。身近にあった小さな事例としては、協業先会社との契約書に手書きのサインがもらえないので、メールでも OK という約束を条文の中に加える合意をした。こういった変化が積み重なって変わっていく。日本電産永守重信さんが NHK のニュースで言っていた。10年ごとに来る大掃除。ピンチはチャンスだと。

家族との時間が増えライフワークバランスが変わった。自分や家族の健康が1番。このことはこれまでは頭で理解していただけだったが体感で変わった。