Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

書評 - スタンフォード式 最高の睡眠

ここ最近睡眠障害が続いているので読んでみた。睡眠は最初の90分が重要らしい。


雑学として面白かったのは、

  • 寝る直前(通常就寝する時間の直前から2時間前あたり)は眠りにくい。理由はまだ解明されていないが、筆者の仮説としてはこのシステムがないと脳が眠気をこらえることができないからではないかとのこと。なので明日早いときはいつも通り寝て睡眠時間を1時間削る方がすんなり寝れて質が確保できる可能性が高い。
  • アフタヌーンディップ(昼食後の眠気)にランチを食べたかは関係ない。ランチ後に眠たくなるのは体温や室温、あるいはそもそも睡眠量が足りないから。ランチ後の会議で眠いのは発言しないからではないか。発言しないものはそこにいないのと同じという文化のアメリカ人は会議でうとうとすることはめったにないらしい。会話は覚醒の強いスイッチなので。
  • 電車内の仮眠はたいていノンレム睡眠。座ったままではレム睡眠は出てこない。深い睡眠にいきなり入るので目覚めは当然悪い。

肝心の睡眠のポイントについては

  • 覚醒時は深部体温(体の内部の体温)は皮膚体温(手足の体温)より2℃ほど高い。入眠前には手足が温かくなり熱を放出し深部体温を下げる。スムーズな入眠には深部体温と皮膚体温の差が縮まっていることが鍵。
  • 入浴はその深部体温を動かすスイッチ。入浴で深部体温が一時的に上がるが、上がった分だけ大きく下がろうとして、お風呂に入らないよりもさらに下がりスムースに入眠できる。就寝90分前の入浴がいいらしい。風呂入ってすぐ寝るのなら体温上げすぎないよういシャワーがいいらしい。
  • あとは脳のスイッチ。いつもどおり、退屈が入眠前にはいいらしい。
  • 覚醒時にのは光を浴びることが重要。