Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

同時通訳とコミュニケーション

仕事で同時通訳というものを聞く機会があった。自分が話を聞くために通訳の人がいるというのは初めてで、かなり感動したので今日はその周辺で思ったことをとりとめなく。

当たり前だが同時通訳者というのは語学が達者というレベルではない。話すと聞くを同時に出来る特殊技術を持つ人と考えたほうがよいだろう。試しに先ほどTVニュースで日本語を聞きながらとりあえず同じ内容を日本語で言ってみようとしてみたが、聞くことに専念してしまいとてもまともにしゃべれない。そういえば、かのゴルバチョフ氏はソ連の書記長時代、彼自身英語はぺらぺらなのにも関わらず、より正確なコミュニケーションを図るため必ず通訳を使ったという話を聞いたことがある。優秀な人は背伸びせず通訳を使うんだとか。

同時通訳って通訳の中でも超すごい人たちなわけで、さぞかしすごいトレーニングをしているんだろう。ふと思い出したNOVAの昔のCMをYouTubeから。
http://youtubech.com/test/read.cgi%3Fdl%3DlqWba0cUA4Q%26ext%3D.flv
http://www.youtube.com/watch?v=lqWba0cUA4Q


一方、同時とはいえ通訳を介せばタイムラグは存在する。特にジョーク等で笑うタイミングのずれは致命的。また将来、機械翻訳が仮に100%の精度で実用化されても、機械が間に入ることには変わりなく、やはり直接同じ言語でコミュニケーションすることには遠く及ばないなと改めて実感した。機械を間に挟んでそこで笑いをとるには翻訳では足りない。そこにはタイミングや文化の違いなどを考慮したもっと高度な気配りが必要だ。


ところで、エスペラント語という言語をご存知でしょうか?
エスペラント - Wikipedia
ふと検索して見つけたのですが、どうやら世界共通語を目指した人工言語らしく見るとIMEまであるようでなかなか興味深い。


さて、あと100年くらい経ったら人間はどういう方法でコミュニケーションしているのでしょうか?