Edyで買い物すると60秒に一人タダになるというキャンペーンをしている。(ある人が1/60の確率でタダになるという意味ではなく、世の中全てのEdyでの買い物を1分毎に区切ってそのうち1人だけタダにするという意味)
Edy普及のためのアイデアなんだろうが、そもそも普及の足かせとなっているのはSUICAなど他にも電子マネーの種類がたくさんあることであり、しかも店ごとに対応しているカードが違っていることである。百歩譲って種類がたくさんあるのはよしとしても、せめてクレジットカードのように一つの店でどれでも使えるようにして欲しい。タダにするキャンペーンよりもそういったことに力を注いで欲しいものだ。リアルなお金より使いにくくてどうするんだろう。お金なんだから次世代DVDの規格争いとはわけが違うはずだ。
ところで60秒に一人タダにするということは、どこかでデータを一元的に管理する必要がある。詳しいシステムの仕組みは知らないが、ものすごい計算量には違いない。今回も計算には一週間の余裕を持たせているようだが、これってキャンペーンがあまりにうまく行き過ぎると逆にシステムがパンクするということは有り得ないのだろうか?東証でも売買停止になったくらいだから無くは無い話だろう。
もう一つ。60秒に一人タダと簡単に言っているが、言い換えれば国でも日銀でもなく一つの企業がお金の動きをコントロールしていることであり、そう考えると恐ろしい。金融には全然詳しくないので、これを読んで詳しい人がいれば是非教えて欲しいのだが、政府は電子マネーに対してどう考えており、今後どう動いてくるんだろうか。あと昔から思っているアイデアなのだが、Edyに入金するとその中で利息が付くというサービスはどうだろうか?銀行じゃないので法律的に出来ないのだろうか?でも60秒に一人タダと仕組み的にはあまり変わらない気もする。もし問題ないのならEdyでもSUICAでもnanacoでも採用してみてはいかが?