Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

光ファイバーより宇宙経由の光通信の方が早い

この記事面白い。

同じ光とは言え、屈折しながら進む光ファイバーの光は真空中の光より時間がかかる。よって距離が長くても一度宇宙に出て戻ってくる方が早いケースがあるらしい。

光ファイバー通信は確かに速いが、真空中の光通信よりは遅い。光速は屈折率で規定される(反比例する)ためだ。我々は、光速が物理の上限となる真空中での光通信技術によって、究極を追いかける。」
(略)
光ファイバー中の光速は、光を伝搬させるコア部の屈折率を1.5(石英ガラスの一般的な値)とした場合に秒速20万キロメートル(km)となる。一方、真空の宇宙なら秒速30万kmだ。このため、宇宙空間での光通信は衛星を経由しても、光ファイバー通信よりも低遅延にできる場合がある。

そんなもの何に使うかというと現時点では金融取引もあるし、さらに先にはリアルタイムなグーグルアースみたいサービスが考えられるそうだ。

既に金融取引などにおいて、マイクロ秒(μs)オーダーの低遅延を売り物にする通信サービスは定着している。今後、こうした高付加価値サービスの需要を新型衛星通信サービスは獲得できる可能性がある。

低遅延の光通信網では、衛星から多画素のイメージセンサーで地球を撮像し、その画像データを地上でリアルタイムに活用できる環境を目指す。