Amazon Go などの無人店舗。未来を感じさせつつもレジ打ちという人の仕事がなくなる懸念の例として挙げられる。
でもよく考えたら無人店舗って自動販売機。自動販売機のルーツは紀元前215年の古代エジプトの聖水(つまり水)の自動販売機まで遡るらしい。
この書物によると、紀元前215年ごろエジプトの寺院に"いけにえの水"を売るために使用された硬貨操作式装置の説明があり、上部の投入口に5ドラクマ貨を入れると、その硬貨の重みにより受け皿が沈み込み、出口をふさいでいたふたが梃子の作用によって開き、受け皿が元に戻るまでの時間、水が出てくると言う仕掛けであった。
飲料自動販売機技術発展の系統化調査
ちなみにこの初代自動販売機は、あのヘロンの公式のヘロンが考えたらしいとか。
従来の自動自動販売機と今の無人店舗違いは、人の顔や行動のセンシングとデータの活用。
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この記事で挙げられている例としては以下がある。
- アマゾンのコンビニ「アマゾン・ゴー」
- アリババの食品スーパー「盒馬鮮生(フーマー・フレッシュ)」
- アリババのカフェ「淘咖啡(タオカフェ)」
- 京東集団(JD.com) の無人スーパー
- 米Standard Cognition(スタンダード・コグニション)
- 米Zippin(ジッピン)
- 米Caper Labs(ケイパーラボ)
- 中国のBingobox(ビンゴボックス)
- 中国のXiaomai(小麦)
- 中国のXingbianli(猩便利)
- 米Farmer's Fridge(ファーマーズ・フリッジ)
- 米Cafe X(カフェX)
- 米Cargo(カーゴ)
- 米Dirty Lemon(ダーティーレモン)
現金主義の日本でも人手不足を理由に徐々に広がっていくのかもしれない。
普及の鍵は商品認識精度なんて記事もあるが、私はそうではなく上記の記事にあった以下が鍵だと思う。
米国とは異なり、中国の客は既に顏を常に見張られるのに慣れているのだ。
この意味では、パソコンをすっ飛ばしてスマホが一気に普及した新興国のように、変なしがらみが少なく、デメリットよりもメリットに目を向けられる新興国の方が有利だろう。リバースイノベーションの典型例。