話題の映画ダ・ヴィンチ・コードを見てきました。評判は賛否両論のようですが、私の感想を一言で言うと、
「確かに面白いが期待しすぎた」
原作は文句なしに面白かった。ダ・ヴィンチ・コードがベストセラーになった理由には、推理小説としての単純な面白さに加えて、芸術や宗教やダ・ヴィンチに関する様々なうんちくが大きいと思う。私もその部分にはまりWebや関連本を調べた。モナ・リザは実はダ・ヴィンチ本人だとか、下絵が実はイエスだとか、背景が一致していないとか、最後の晩餐の手の数が合わないとか。去年の秋には六本木ヒルズの森美術館でダ・ヴィンチの手稿(なんとビルゲイツの私物)が展示されたりして、個人的にはそれまで全く興味のなかった分野にのめりこんでしまった。ダビンチすげーと。
六本木ヒルズ・Roppngi Hills:『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』
映画に対して原作以上のうんちくを期待するのは無理な話なのだがつい期待してしまっていた。それには応えてくれなかったというのがまず一点。実際には原作と比べても省略されすぎだったと思う。
また映画では、本では出来ない美術作品の堂々たる迫力を期待していたのだがここも期待はずれ。モナ・リザには照明を当てることは許可されなかったので複製を使った等、様々な理由はあるようだが、最後の晩餐がスクリーンにどーんと出るイメージを持って挑んだので残念だった。
と、なんだか否定ばかりだが、期待が高すぎたのであって、ストーリーはやはり面白かった。本を読んでいても謎解きは楽しかったし、細かいところで原作と違う部分がありそれを見つける楽しみもあった。ということで、これから見に行こうと思っている方に対して、私としては本を先に読んで、さらにうんちくを十分溜め込んでから挑むことをお勧めします。そもそも本を読まずに見ると最初の展開が速すぎて理解できないないという声も。
レオナルド・ダ・ヴィンチ - WikipediaMarre Official Site Presents ■ Da Vinci Code MisteryYahoo!¥¸¥ª¥·¥Æ¥£¡¼¥º
- 作者: ダン・ブラウン,越前敏弥
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/05/31
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 173回
- この商品を含むブログ (732件) を見る
- 作者: ダン・ブラウン,越前敏弥
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/05/31
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (396件) を見る