以前から不便だと感じているものの一つに毎週決められたごみの日がある。この前の年末年始も大掃除を済ませてすっきり帰省と行きたかったがごみの日は次の日で、仕方なくごみは家で年越しした。
前日から出しておけば近隣の問題になるし、かといって明日ついでに出しといてという近所づきあいにも無理がある。最近シェアリングエコノミーとかマッチングビジネスが流行っているのでそれに絡めて「いい感じ」に解決できないかと考えたことはあるが、やはり物理的にもごみで心理的にもごみなので難しい。
旅行とかでゴミの日にゴミ出せないとき捨てられるうまいサービスってどうだろう。生ゴミとか残したまま留守にするのやだから。有料の回収業者ってのもあるだろうが、もっと気楽に近所が代わりに出してくれる感じで、でもいちいち頼まなくてもよくて、しかも関係ない人が変なゴミ捨てないような仕組み
— Hiroaki UNO (@hiroakiuno) November 5, 2015
そんな中、この問題を別の角度から IoT と絡めて解決しようとする Enevo というサービスを見つけた。
こちらの PDF によると、ごみ処理コストの約半分は収集・運搬費らしい。そこで毎週決まった日にごみがあろうがなかろうが回収に行くのではなく、ごみ箱にセンサーをつけ、超音波でごみの量を測り、収集側にフィードバックし、効率よく回収するという仕組みだ。
- 廃棄物回収を効率化!IoTとビッグデータ分析を組み合わせたゴミ箱ソリューションとは? - Ameba News [アメーバニュース]
- Enevoのごみ容器用センサがごみ収集を効率化、早くも$8Mの資金を獲得 | TechCrunch Japan
調べると Enevo の他にも Smartbin という類似のサービスや、センサーではなくごみ箱そのものの BigBelly Sorlar というサービスもある。BigBelly Sorlar は日本でも大学のキャンパスを使って実験が始まっているそうだ。
- Enevo – Optimising Waste Collection
- Smartbin |Smart City|Smart Monitoring|Ultrasonic Level Sensor
- Bigbelly
流行りの IoT にあやかったスマート○○というサービスが山のようにあるが、実際にスマートなのはそれほどない。IoT がらみのスマートなよい例として覚えておこう。