遅ればせながら今シーズン初滑りに行ってきた。
スキーは始めてかれこれ10年になる趣味の一つ。たまに行くのが面倒になることもあるが、いざゲレンデに立てばやはり夢中になって滑ってしまうもの。昨日もそんな感じだったが、それに加えて自分がスキーが好きな理由に改めて気づいた日でもあった。
滑り始めると学生時代からの癖みたいなもので、今の感覚は良かったとか今のターンは悪かったなど練習になってしまう。こればかりはどうしようもない。思い通りに滑れなかたった時の残念な気持ちは10年間変わることがなく、良い感覚を得たときのあの満足感は何ものにも変えがたい。
ストレス社会において全てを忘れて何かを楽しむというのはなかなか難しい。しかしいざゲレンデに立ちスキーを履きストックで雪をごぎ始めた瞬間、スキーという得体の知れない強大な魅力に取り憑かれ、何も意識しなくてもすっかり仕事や悩みを忘れている自分が心地よいのだと思う。