- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2007/07/30
- メディア: コミック
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幕末編も11巻目になりいよいよ時代が加速し始めたという感想。アヘン戦争とそれに続くアロー戦争で清が半植民地されていくさなか、この期に及んでまだ腰が重い幕府とは対照的に、さすがに偉いさんがなんと言おうともう動かなければやばいという現場の危機意識が伝わってくる。この漫画のよさは単に年号順に出来事を追っているだけでなく、時には時計を進めすぎても一つのエピソードがしっかり描かれている点。ロシアがウラジオストクを手に入れた話や太平天国の乱など日本史よりもさらに弱い世界史の知識も蓄えられてうれしい。