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Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

テレビだって100万画素より200万画素

先週の話をいまさらだが、吉祥寺にオープンしたヨドバシカメラに行ってきた。予想以上に品揃えの豊富な大型店舗だったが、上の階のユニクロに入場規制が入るほどの混雑ぶりでむしろそっちの方に驚いた。どんだけーという言葉がどうも自分のものにならない私だが、おそらくあれは使うに正しいケースだっただろう。

さて、今回はもうひとつ 3F のテレビフロアでも驚いたという話。

薄型テレビのトレンドの一つに画素数が 1920×1080 なディスプレイをもつ商品がある。「フルHD」「フルハイビジョン 」「フルスペックハイビジョン」とメーカーによって呼び名は様々だが、地デジに代表される 1920×1080i の信号をそのまま表示できるという意味で「フル」となっている。ちょっと前までは 1366x768 画素のパネルが一般的で、あまり聞かないが「ハーフHD」なんていう呼び名もあるらしい。当然ながらフルHDのテレビの方が性能が高く、その分価格も高い。

今回驚いたのは、ヨドバシに置かれているテレビにはそれらを区別するため、左上に「200万画素」「100万画素」というシールが張られていたこと。1920×1080 = 約200万、1366×768 = 約100万で正しいのだが、これはある意味恐ろしい表現である。というのもお客さんは「フルHD」が何者でそうじゃない商品と何が違うのかという比較ではなく、画素が2倍か半分かで判断させられるからである。

映像信号のフォーマットなんてそれほど多くの人が興味を持つものではないと思うが、こと画素数に関しては別である。いまや十分に普及したデジカメのお陰で100万画素より200万画素の写真の方が鮮鋭なことを知っている。動画と静止画、あるいは撮影するCCDの数とそれを表示するディスプレイの画素数をそのまま同じ土俵で考えることはちょっとおかしいし、また同じフルHDでも大きさ(インチ)が違えば見え方も違うのだが、そんなことはお客さんの知ったことではない。目に入るのはテレビに張られている200万と100万という数字。実際の話「画素数が多いほうがいいわよねー」なんて会話も聞こえてきた。

フルHDだからって値段が高ければそうは売れないでしょと思っていたのがこうなると話は別である。メーカー側から見れば微妙な表現だとは思うが、お客さんにとってみれば自分に分かりやすい言葉で説明されているわけで、これはある意味ヨドバシカメラの説明の上手さであるとともに、薄型テレビのフルHD化が一気に進むきっかけにもなると思う。