- 認知とは「ものの受け取り方や考え方」。認知療法とは「現実を見ながら思い込みから自由になって、柔軟に、しなやかに考えられるようにして、気持ちを楽にする方法」
- 悩みには「対応が必要だというこころのメッセージ」としての意味がある。自分がなやんでいることにどのような意味があるかを考えてみると良い。
- 気持ちが動揺したときに頭の中に瞬間的に浮かんでいる考えやイメージが「自動思考」。自動思考の基礎になっているこころのクセが「スキーマ」。
- 自動思考の内容と現実との「ズレ」に気づきバランスの良い考え方ができると楽になる。最良のシナリオと最悪のしなりをを考えてみると、バランスのちょうどよい現実にそったシナリオが見えてくる。
こころのクセチェックをやってみると私は「べき思考」と「深読み」の認知の偏りが強いようだ。
振り返ると、TODO リストを全部片づけるとすっきりするという心地よさが、いつのまにかすっきりするために全部やらなければならないというストレスに変わり、自分で作った TODO リストに追われていた気がする。深読みについては以前から私には周りの目を気にしすぎる傾向がある。現実を丁寧に確認し、自動思考に対して根拠と反証を挙げて、「根拠という事実もある。しかし反証という事実もある」という柔軟な適応思考を試みよう。空想の中にいたのでは解決できないし、自分では解決できない問題を自分の責任と考えてもやっぱり解決できないから。
でも、見えない敵におびえ続けることのほうがずっとつらいのです。想像は現実よりもずっと過酷です。空想の中では、現実以上の状況が広がります。それに、空想の中にいたのでは、問題を解決することができません。もし嫌われているということがわかれば、つらい気持ちになるかもしれませんが、対応策を考えることができます。
子どもが言うことを聞かないときに、自分の育て方が悪かったからだと自分を責めていないでしょうか。
たしかに相手の気持ちや体調に気を配ることは大切です。しかし、夫や上司、こどもがどのように行動するかは、基本的には夫や上司、子どもがどう考えるかで決まってきます。