Schi Heil と叫ぶために

hiroakiuno's blog

英会話スクール体験レッスンで確認すべきこと

先のエントリの続き。
3校回って体験レッスンで質問することが確立したのでメモしておく。

  • コースの種類と違い
    • 期間
    • マンツーマン、グループ、ビジネス、一般英会話
    • レベルアップしていった場合のパス
  • 料金
    • 1回あたりいくらか
    • 職業訓練制度
    • キャンペーン
    • 会社の法人契約
      • その場合必要な書類は
    • 途中でやめた場合の返金
    • クレジットカード使えるか
    • クーリングオフ
    • 破たんした場合
  • 予約
    • どうやって予約するのか
    • とりやすさ
    • 時間の幅 (朝、晩、休日)
    • いつが混むか
    • 変更のしやすさ
    • 講師の指定
    • 違う教室の指定
    • キャンセルの場合の料金
    • 遅刻と欠席
  • 講師
    • 人数 (そこの校舎の規模)
    • バックグラウンド
    • 委託?社員?
    • 入れ替わり
    • 資格の有無
    • 人気講師とそうでない講師
  • 授業
    • 授業の録音が可能か
    • 前回の授業からの引き継ぎ・フィードバックは?
    • レベルアップの仕組み
    • 英語のちょっとした質問(writing の添削など)は可能?
    • 仕事の内容に関係する場合の守秘義務は?
    • 授業の中で CD を聞くだけとかある? (→ それは家でよいので)
    • 同じことを繰り返しできるようになるまでやるスタイル? (→ それは家でよいので)
    • 予習が必要?その場合次何をやるのか事前にわかる仕組み?
  • 教材
    • 授業で使う教材
    • 授業で使わない教材の有無 (→いらない)
  • オンラインレッスンは?
  • 通常コース以外のイベントとかその料金とか
  • TOEIC の受験
  • 他社と比較しているが他社に比べてアピールポイントはどこか
  • 授業中に PC とか使って web で表現確認したりする?

英会話スクール体験レッスン比較 (ベルリッツ/GABA/イングリッシュビレッジ)

常日頃もう一段階、できればもう二段階くらいなんとか英語がうまくなれないものか思っていたので、英会話スクールの体験レッスンを3校物色してみた。行ったのは

私の英会話スクール経験としては以前 NOVA に通った経験があり、ちょうど NOVA の破たんに巻き込まれて何十万円か損した一人。当時との違いは Skype で1回数百円でレッスンが受けれる時代になっているということ。高い金を出してしかもスクールの営業時間に合わせて通うことにどれくらいの価値があるのかというのも感じていたことの一つ。もちろんカメラ越しの会話とフェイスツーフェイスの会話が全然違うことは仕事でいやというほど感じているが。

趣味の一つとして楽しく続けるのならグループレッスンもありだと思うが、単に英語力向上のためと割り切った場合はマンツーマンレッスンがよいと思う。よって上記3校を選らんだ。ほかにも中堅・小規模含めればいくらでもあると思うが下記のサイトを参考にした。English Village は知らかったがこのサイトで知って行ってみた。

どんなスクールでも講師の質にはばらつきがあるし当然合う合わないの相性があるが、体験レッスンは比較的いい先生が当たることは知っていた。

Berlitz は質は高いが値段も高いことで有名。ちょうど季節がらキャンペーンで割引きをしているが3つの中では一番高かった。教育訓練給付金を使っても1レッスン7000円強。レッスンの内容は非常にオーソドックスという印象。テキストがあってロールプレイを中心に何回も繰り返す。特徴は会社として教え方を確立していることだと感じた。ベルリッツメソッドというらしい。日本にいて英語を教える講師を大量に雇うというのはよく考えると難しい。英語を話せる人を雇うのとはちょっと異なる。教えるのがうまくない人もいる。そのばらつきをなくすために会社として共通の教え方を浸透させど、最低ラインを保証しているのが一番の特徴だと強く感じた。講師は指名できないがはずれが無いように会社が努力している。教室もきれいで CD や教材、広告費などもお金がかかっている。

GABA は値段の面では Berlitz とよく似たところ。ちょっと安いくらい。お金がかかっていて、いらっしゃいませお客様という丁寧な雰囲気は Berlitz と同じ。ただここの特徴はシステム化が進んでいること。予約はすべてネット経由だし、テキストはあってもその音声は web からダウンロード。余計な CD や本がついてこないことには共感が持てる*1。ネットにつながった PC が目の前にあり、この表現がどう使われているかを google の検索結果みて、実際こんな感じで使われているよというのも時代に合っている。スマホ持っていたら授業を録音しなよという雰囲気。あとは講師を指名できることが Berlitz との一番の違いだろうか。ただネットによると講師が選択できるということはいい講師はすぐに埋まるということらしい。Berlitz もそうだが1レッスン40分って短いよな。

English Village は何と言ってもマンツーマンなのに圧倒的に価格が安いこと。1レッスン2100円。体験レッスンを受けた限りは決して講師が悪いわけではない思う。ただシステムにはお金が全くかかっていない。予約は電話で紙ベースで管理していたし、講師も必要最低限の数しかおらず、どの時間に行きたいかというよりも、どの時間が空いているか隙間を狙っていかないとダメのようだった。明確なビジネス英語コースとかを設けているわけでもなくテキストも購入はオプション。カリキュラムに沿った内容を求めておらず、自分でネタを持ち込んでそれについて話し、そこで間違いを指摘してもらうという自主的な利用ができれば全然よいと感じた。一括払いではなく10回分ずつ購入すればよいという営業スタイルも良心的。レッスン時間も40分はあくまで目安で60分にしたければそう予約すればよいらしい。トータル時間に意味がありそれを毎回消費していき足りなくなったら追加という感じ。

ただ通うだけで英語が上達するわけではないこと*2は知っているので、行くのならいかにツールとして利用するかだと思う。お金を払うとやる気がするし、きっかけがあると勉強するというのが最大のメリットだろう。フェースツーフェースのやりとりが Skype 英会話とはやはり異なるだろうというのは分かったけど、その違いに10倍出すかについてはまだ迷いがある。

*1:NOVA の時はずっと先のテキストまで買わされた

*2:外国人と話すすことには慣れる。でも行くだけだとそれだけ。

なぜインドが来ると思うのか

今後インドが日本を抜くくらい経済成長する理由として、インド人は賢いから、0を発見した国で数学に強いから、人口が多いから、人件費が安いから、英語が準公用語でグローバル進出に有利だから、ソフトウェア産業が発達しているから、などいろいろ聞いたことはあるが、どれもきっとその通りで否定はしないものの、大きな声で言うほど特別な理屈じゃないというか、なんかいまいちだった。

そんな中、

は、モバイル送金・金融の記事の内容はもちろんのこと

未発達の市場と最新の技術。この二律背反的な要素を兼ね備えている数少ない国が、インドである。

という理由は非常に腹に落ちた。今後はこれ使おう。

震災から一年

あれからもう一年。まだ一年。ちょうどいまごろ徒歩で帰宅していたころだろうか。幸いなことに直接的な被害は受けなかったけど不安な日々が続いた一年前。まだお腹の中にいた子供はずいぶん大きくなりました。ありがとう。明日で10カ月です。

Windows 7 のフォント環境の整理

新しい PC (Windows 7 64bit) をゲットしたのでフォント周りの環境構築メモ。

これまで Windows PC では、エディタや端末など「書く」用途には等幅の VL ゴシック、ブラウザや表示など「読む」用途にはプロポーショナルの Meiryo にしていた。

せっかくの新しい PC なので、どこにどのフォントを使うか考えようと思ったら知らないことが多いことに気づく。例えば Windows 7 では Meiryo UI という Meiryo よりも行間が狭いフォントがあるとか、久々に見たら M+IPA のフォントの名称が一変していたとか、TOP 10 Programming Fonts で1位の Inconsolata とかそれと M+IPA を混ぜた Ricty とか。さらには ClearType が Vista から Windows 7 で 進化してたとか、Windows の gdi.dll を乗っ取って別のアンチエイリアス処理をする gdipp なんてものがあるとか。全体的には以下が参考になった。

gdipp というのは

Windowsのグラフィック描画を担当するコンポーネント“gdi.dll”の一部機能を乗っ取って自前でアンチエイリアス処理を施すことにより、テキスト描画の品質を改善する。
窓の杜 - 【REVIEW】インストールするだけであらゆるソフトのテキストを美しく滑らかに描画「gdipp」

ものらしい。そんなことして動作が不安定にならないかと心配になるが、紹介記事が窓の杜なのが少し安心させるし、実際 64bit 版を導入してみたが今のところメリット以外に目立った問題はない。というか従来 M+IPA などでアンチエイリアスがうまく効かず残念だったのが一気に解消されフォント選びの楽しさが増した。アプリケーションによっては文字がつぶれたり横線が消えるものがあったがそれは設定で除外できるのも素晴らしい。Meiryo にかけると太って見えるという意見もあったが私は特に気にならなかった。

なお gdipp の歴史は

gdipp の設定は

が詳しい。

で肝心のどのフォントをどこに使うかだが、VL ゴシックはいまでも好きなフォントだが妙に高さがあるため一覧性という点でいまいちだと感じていたので別のにトライする。Ricty はちょっとしたフォント作成が必要な上 ヒンティングが損なわれているとあってパス。と言いながらヒンティングって何なのか知らなかったので調べてみると、

ClearTypeの根幹技術として、ヒンティングとスムージングがある。ヒンティングとは文字の見た目を美しくするため、文字を構成する線の太さ・幅を調整する技術のことである。スムージングはアンチエイリアスと同様、ピクセルのぎざぎざを微妙な発色の違いによって埋める技術のことである。

ヒンティング情報はフォントに埋め込まれるため、この情報が多いフォントほど美しく表示できることになる。

ClearType - Wikipedia

とのこと。

結局、エディタ、メーラー、端末などで使う等幅フォントには Migu 1M、主にブラウザで使うプロポーショナルフォントには Migu 1VS と Meiryo UI で最後まで迷って gdipp 設定後の印象から Meiryo UI に決めた。Migu の半濁音の○が大きいのとか非常に気持ちがいいと思う。

ザッカーバーグの手紙

FacebookIPO 申請書類に添えたザッカーバーグの手紙がちょっと話題になっている。

日本語訳はこちらの日経の記事がしっかりしているが、しっかりした日本語に変えすぎで逆にちょっと分かりづらい。こういったハッカーとはみたいな内容はちょっと直訳っぽい TECH SE7EN の方が多少日本語としては読みづらくても伝わりやすいのかもしれない。

話題となっているのは中盤以降のハッカーウェイというところ。株主に宛てた手紙でハッカソンの説明をするというのがまずすごいが、私が気になったのは

我々は社内の壁に「完璧を目指すよりまず終わらせろ - Done is better than perfect -」と書いて仕事に取り組んでいます。

というのをわざわざ書いたこと。

この部分を読んで時代は速さから早さに変わったんだなと思った。つまりは CPU の速さ・処理の速さ、もっと言うと性能の良さ・豊富さを競っていた時代から、早く出して早くフィードバックをもらって早く囲い込むへ。どうせ機能はまねされるんだからその方が理にも適う。早くフィードバックをもらうといのは言い換えると

そういった「ソーシャル・バイ・デザイン(デザインによって社会化された)」の製品は従来の製品よりもより魅力的であることが多く、私たちは世の中の製品がもっともっとこのような方向で作られるのを待ち望んでいます。

というソーシャルな商品開発ということになる。

FacebookIPOGoogle との本格的な競争「スタート」と見るのか、それとももうずいぶん大きくなった「ゴール」と見るのか見方は色々ありそうだが、ジョブズなき今、かつてのビルゲイツのように時代の先を読み発言の一つ一つが注目されるビジョナリーが誰かと言われればしばらくはザッカーバーグなんだろう。ぜひ天才が頭に描いている未来もオープンにしてもらいたいものだ。